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自作名刺を作る前に知っておいて欲しい!プロと素人の5つの違い

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自作名刺を作る前に知っておいて欲しい!プロと素人の5つの違い

名刺は、お客様やクライアントに自身をアピールするための欠かせない大事な道具です。そんな名刺作成の方法には「印刷会社に依頼する方法」と「自作する方法」の2つのパターンがあります。後者は、コストが抑えられるという理由から最近実行する人が増えています。そんな名刺作成は、「プロと素人の違い」が大きく見えてくる分野でもあります。今回は、名刺を自作する前に抑えておくべき「プロと素人の違い」について紹介します。

自作名刺の気軽さ

印刷会社に名刺作成を依頼する場合、気になるのが「コスト」です。名刺作成を一から依頼するとなると、印刷料とデザイン料がかかってしまいます。「片面印刷か両面印刷か」、「モノクロ印刷かカラー印刷か」、「デザインがシンプルか凝っているか」によって料金は変動するので、一概にコストがかかるとはいえませんが、それでも心配だという人は多くいます。

自作名刺の場合、それらを抑えて手軽に作ることができるという魅力があります。文字入れを行うだけの名刺用テンプレートもウェブ上に多く流通しているので、パソコンと家庭用プリンターが揃っていればいつでも名刺を作ることができます。名刺用プリント用紙も、書店や文房具店などで手軽に購入することができ、さらにデザインから印刷までの全工程を自分で行えるという魅力もあります。デザインの変更が簡単に行える上、名刺が切れたらすぐに自分で印刷ができるので、臨機応変に対応ができます。

自作名刺のデメリット

自作名刺には、「自分で手軽にデザインできる」、「印刷料やデザイン料のコストが減らせる」というメリットがあります。その反面、デメリットも多くあります。

最初にあげられるのが、「クオリティを保つことができない」という点です。自分でデザインから制作、印刷までを行うと、保てるクオリティにはどうしても限界があります。そのため、クライアントによっては「安っぽい」という印象を抱かせてしまう可能性も十分に考えられます。また、「名刺にお金がかけられない」という認識をクライアントに抱かせてしまう可能性もあり、その結果、企業や個人への信頼感も失墜してしまいます。

名刺は大事なビジネスツールです。その名刺のクオリティをおろそかにすることは、「仕事をきちんと意識していない」とも思われかねないので、できる限り避けたほうが無難です。もし、デザインのクオリティが保てたとしても、印刷の品質が保てないといった問題もあります。家庭用プリンターで印刷した名刺は、時間が経過したり日光に当たったりすると、色あせや紙の変質といったトラブルが起こりやすくなります。そのため、自作名刺は長期の保存には不向きです。デザインと印刷のクオリティを保ち、信頼感を得たいのであればやはりプロの印刷会社やデザイナーに依頼するのが安心です。

具体的な違い5つ

自作名刺とプロが作る名刺には、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。両者の決定的な違いを5つに分けて紹介していきます。

・デザイン関連の知識の差

プロのデザイナーは、さまざまなクライアントから依頼を受けてデザインをしています。当然ながら、素人が持っていないようなデザインの発想力、引き出し、レパートリーを持っています。また、名刺をより美しく見せるためのバランス感覚も備えています。

・制作道具の違いも大きい

プロのデザイナーは、専用のグラフィックソフトを使用して名刺などの印刷物を制作します。専用のグラフィックソフトなら、0.1mm単位の細かい微細な配置・サイズの調整もできます。同じく1%単位の色の調整や画像の切り抜きも簡単に行うことができます。家庭用のソフトでは限界があったデザインも、プロが専用の道具を使えばデザインの幅がぐっと広がるのです。

・紙の質感の違い

家庭用プリンターで出力した名刺と、専用の紙で印刷した名刺では質感、クオリティに大きな差が出ます。コピー用紙などの薄い紙にプリントしたものよりも、マット紙や光沢紙などのしっかりとした紙に印刷したほうが、名刺としての体裁も保てます。名刺の印刷には「オンデマンド印刷」と「オフセット印刷」という方式があり、前者は一般的な名刺の印刷に、後者は高級感を演出するブランド名刺に向いています。

・訴求ポイントも違う

プロに名刺作成を依頼すれば、当然ながらハイクオリティなデザインの名刺が出来上がります。また、それだけでなく「自身の強み」をプロが客観的に判断し、効果的なアピール方法を知ることができます。さまざまな依頼を受けてきたプロは、クライアントのどういった部分を前面に押し出せば成功するのかといったことを熟知しています。

多少コストがかかっても、名刺作成はプロに任せよう

名刺の制作をプロに依頼するのは、ある程度のお金や時間がかかってしまうものです。しかし、そのお金や時間をかければ名刺のクオリティが上がり、その結果個人や企業の信頼度も上がります。余裕があるのであれば、プロに名刺作成を依頼しましょう。

ライオン印刷
WRITER
ライオン印刷スタッフ
印刷業界10年以上の大ベテラン。お客様にご入稿いただいたデータのチェックや校正をはじめ、ONdesign(オンデザ)のデザインテンプレートを作成したり、X(@Lion_meishi)の中の人だったりとマルチなスタッフです。