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名刺を角丸にして優しい印象を

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名刺を角丸にして優しい印象を

第一印象も左右していく名刺の存在

初めてお会いした人に対して、挨拶をするということは、社会人としても当たり前のことでしょう。挨拶のできない人は、ビジネスもできないとみなされてしまいます。なぜならば、その人に関心を持ちませんし、きっかけにもならないからです。礼節を持っていない人と良好なビジネスができると考える人は、そう多くいると考えがたいものがあります。だからこそ、名刺を交換するということに意味があります。自分を知ってもらうということだけではなく、ご挨拶ということでも大きな意味を持っているでしょう。お互いにマナーを見ることもできますし、第一印象を変えることもできるようになります。名刺はある側面においては小さな紙でしかありませんが、大きな効果を上げるツールであることは間違いありません。

初対面の方にご挨拶するのは当然のことです。この時に、いったい何を見るでしょうか。ペーパーレスの時代となり、名刺などいらないという人もいますが、簡単な自己紹介も名刺1枚でできます。自分が話していないことも記載されていれば伝えることができるでしょう。緊張感を解くことができるのもよさのひとつです。交換し終えた時にホッとする感覚は、独特の緊張感からきているのかもしれません。

そんな名刺の工夫のひとつとして、角丸という加工方法があります。使い方を考え、うまく活用すれば、大きな効果を上げることができる方法です。ですが、逆効果になってしまうことも出てくるため、いったいどんな時にどんな人に向いているのかを考えていくと、通常の名刺との使い分けも考えていくことができるようになります。

優しい仕上がりを作り出す角丸

角丸とは何かといえば、四角い名刺の角を丸くカットする方法です。もともと四角く作られている名刺の印象といえば、かっちりとしたものになるでしょう。少し硬い印象を受けることもあります。その印象を大きく変えることができるのが、角丸という加工の特徴です。印象ということは非常に大切で、第一印象に強い影響を与えます。

角があると、どうしても強い印象を与えることになりますが、これが効果的でない場合もあるでしょう。女性らしさを前面に出しているようなところの場合、角があるというのはあまりよろしくはありません。水商売のイメージが強いところもありますが、実際にそんなことはなく、優しい仕上がりにすることができるため、もっと多くの場面で活用することができます。特に写真を入れたものと合わせてみると、印象の違いがよく見えてくるはずです。角が丸くなるだけで、これまであったような印象が消えます。さまざまな情報が柔らかい印象となり、個性を感じることができるようになるでしょう。

男性であっても、こうした名刺は効果があります。たしかに格式の高い仕事やこうした遊び心を使えないところでは向いてはいないのは確かです。ですが、印象を柔らかくすることによって、効果を上げられる商品やサービスもあるでしょう。ケースバイケースにはなりますが、印象に残りやすく、効果の高い手法であることは間違いありません。

小さな紙に込める大切なアピール

角丸にすることによって、印象を大きく変化させることができるのがポイントです。しかし、どの程度丸めていくのかということが重要になることを忘れてはいけません。大きく角を取ると、どうしても甘い感覚になるでしょう。そうなると、汎用性が下がってしまう可能性も出てきます。使いやすい角丸の使用というと、やはり5mmというところがちょうどいい加減です。名刺の印刷会社のHPを見たりするとわかりますが、5mmというのは、半径5mmの円を角に合わせた時の角度ということになります。あまり角を落とした状態ではなく、軽く丸めた程度になることから、印象的にも優れた状態を作り出すことが可能です。多すぎず少なすぎず、自分で手に取ったときもちょうどいいと感じることができるでしょう。

角丸には、印象だけではなく安全性ということも出てきます。子供たちが触ったときに、角が当たってしまうというのは、決して安全なことではありません。目に入ってしまえば、けがをする可能性が出てきます。一般的なビジネスシーンでは、そこまで影響を及ぼすことではありませんが、子供さんたちを対象にしているビジネスでは、配慮するべきポイントです。小さなことだと思うかもしれませんが、親御さんから考えれば、配慮をしているということは安心につながることは間違いありません。ちょっとしたアピールともなりますが、こういったサービスを展開しているのであれば、対応することは重要なポイントになることは間違いありません。

名刺はアピールの場でもあります。どんなサービスをしているのか、商品展開をしているのか、企業としてのポリシーまで見えてくるものです。小さな紙に込められた意味は、とても強いものになりますので、角丸加工ということもうまく利用していくといいでしょう。

ライオン印刷
WRITER
ライオン印刷スタッフ
印刷業界10年以上の大ベテラン。お客様にご入稿いただいたデータのチェックや校正をはじめ、ONdesign(オンデザ)のデザインテンプレートを作成したり、X(@Lion_meishi)の中の人だったりとマルチなスタッフです。