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印象に残る名刺デザインを作り上げる

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印象に残る名刺デザインを作り上げる

印象に残すことができる名刺デザイン

名刺は、ビジネスということでは欠かすことができないものです。どなたでも持っていることが多いからこそ、自分という存在を知ってもらい会社を理解してもらうことが重要です。そのため、名刺デザインは工夫をすることが大切です。名刺をわたすことで、いかに相手に覚えてもらうのかがポイントです。インパクトを高めることも一つですが、それぞれ工夫があるところも面白さであり注目点になっていきます。そこで、最近は顔写真入りのものも増えてきました。自分の顔を入れるという単純な方法によって、印象を操作するだけではなくあとからその名刺の持ち主が分かるようにすることも可能です。

写真を入れることで、文字だけで作るデザインに比べ目に留まる確率も高くなっています。写真があれば、それがどんな人であろうとも目がいきます。渡した本人とも見比べるきっかけにもなり、印象は強まることは間違いありません。それだけインパクトが強まり、文字よりもはるかに効果の高い名刺を作ることができるでしょう。

見比べることになるのですから、顔も覚えることになります。なんだかおぼろげな記憶であっても、名刺にある顔を見れば、内容を思い出すこともあるかもしれません。こうしたきっかけを作ることによって、名刺というものの効果を上げることができるのは間違いありません。新入社員のような立場であっても、はっきりと認識してもらえるのは大きな違いといえるでしょう。なお、写真を使わず、イラストにするというのもひとつの方法です。

文字の大きさのバランスを考えてみる

写真を使うとしても、名刺デザインの基本にあるのは印象ということになってきます。そこで、さまざまなフォントを使うこともあるでしょうが、何でも使えばいいというものではないことも注意が必要です。

簡単な例としては文字の大きさがあります。ポイントと呼びますが、あまりに大きなものにするとデザイン的にどうなのか考えてみましょう。大きな文字になると印象は強まります。小さなものになれば、それだけ読みにくくなりますが、多くの情報を載せることができるでしょう。では、小さかったら印象が悪いのかといえば、そうともいえません。大きいのならいいのかというのも違ってきます。要はバランスさえ合えば問題ないのです。

何もない名刺に大きな文字を入れたとすれば、それは紙面に対して大きいと感じるでしょう。ならば、小さな文字と組み合わせていくことによって、大きな文字の印象は変わるということになります。そうなると、社名を先に覚えてもらってから自分の名前を覚えてもらうといいでしょう。住所などは、個人名や社名に比べると細かい情報ということになりますから、読んでもらえる程度にすればいい場合があります。この考え方から、文字のポイントをコントロールすれば名刺デザインは優れたものになるでしょう。

フォントは2つまでに絞り込むこと

名刺デザインにおける重要点として、文字をかたちどっているフォントの問題もあります。数多くのフォントが生まれてきていますが、それぞれで印象が異なることがわかります。明朝体は新聞のように映りますし、ゴシック体ならポスターの印象を持つ可能性があります。それぞれに、固定された印象があることを忘れてはいけません。もうひとつ、ファンシーと感じるようなフォントは、通常の名刺デザインには向かないことが多くなっています。そのような印象を持つ商材を扱っている企業でしたら、宣伝効果になる場合もありますが、通常の企業でしたらあまり良い印象を持たれない可能性があるので、十分に注意しましょう。さらに、こうしたフォントを使った場合、そのフォントが読めない可能性も出てきます。細かくてつぶれてしまうだけでなく、アルファベットの判別がつきにくいフォントもあるからです。これでは、せっかくの名刺デザインも台無しになってしまいます。

他に、フォントを工夫する場合には、フォントの種類を2種類に収めるというのも重要なポイントです。デザインの重要性というところでは、あまり複雑にしないということが挙げられます。どうしても複雑にしたい場合は、主となる軸をうまく相手に伝えられるデザインにしておくことが重要です。そうでないと、大きなマイナスになってしまう場合もあります。全体的なデザインでも、空白を生かせるかどうかでデザインがまとまる場合があります。初めはすべてを埋めたいと思いがちですが、優れた印象を残すためには、空白をうまく使い息苦しさを感じないようにするといいでしょう。シンプルなことは、大きな価値を作り出せるからです。

こういったことに対応してくれる業者を選ぶ場合、インターネットを活用すると容易に見つかる場合があります。ネット上には多くの情報があふれていますが、はじめて利用する際に実質価格が無料になるところもありますので、一度問い合わせてみるといいでしょう。

ライオン印刷
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ライオン印刷スタッフ
印刷業界10年以上の大ベテラン。お客様にご入稿いただいたデータのチェックや校正をはじめ、ONdesign(オンデザ)のデザインテンプレートを作成したり、X(@Lion_meishi)の中の人だったりとマルチなスタッフです。