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名刺を作る際に検討するべき点字の加工

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名刺を作る際に検討するべき点字の加工

バリアフリーな世の中へ

世の中でバリアフリーが叫ばれる中、名刺の使い方も広がってきています。そのひとつとして、点字の使用があります。名刺を交換するということを考えると、さまざまな人との出会いがあるでしょう。その時に、目に障害を持っている方に対しても、自分のことを伝えることができる方法になります。現在の名刺は、過去のそれのように、白黒で構成するようなものは減ってきました。さまざまな工夫を凝らすようになり、印象付けも強くできるようになっています。視覚に訴えるだけではなく、触ったときに判別できるようにすることは、大変大きな意味を持ってくることになるでしょう。

ビジネスということで考えた場合、障害があるかどうかはあまり関係のないことです。平等な目で見た場合、どんどんと進出されてきていることを考えれば、バリアフリーとして捉えていくことが必要でしょう。点字を使っていくということもそのひとつです。簡単に加工することができるようになり、ほんの少しの配慮で、多くの情報を伝えることができるようになります。

色やデザインで工夫を凝らしていくだけではなく、これからの社会を考えた場合には、もう一歩進んだ視点を持つことが必要です。一体だれに伝えたいのか、自分たちの情報の範囲は、そこまででいいのかということも検討するべきでしょう。その先に、バリアフリーということが見えてきますので、見えない方のために作るというだけではなく、もっと大きな意味を持ってきているということも考えるといいでしょう。

高い効果を上げるインパクト

点字を活用するというメリットは、何も目に障害がある方に対するアピールというだけではありません。もちろん、点字を活用することによって、さまざまな情報を伝えることができるのは大きな違いです。ビジネスの幅を大きく広げることができ、チャンスの拡大も出てきます。自社の商品やサービスを考えた場合、多くの人に知ってもらうチャンスにもなりますし、自分という存在を記憶だけではなく、記録された情報として提供できるのは大きいでしょう。

もしも、自分が点字の加工をした名刺をいただいたらどうでしょうか。そうした配慮をする企業だと思うはずです。強いインパクトを与えることになるでしょう。なぜ、こうした加工をしているのかと考えさせられますし、商品やサービスを持っているのかと洞察することも出てくるはずです。こうした関心を持ってもらうということは、ビジネスにおいて驚くほどのチャンスになるでしょう。これまで、デザインなどで検討してきたことが、点字という利便性向上の方法によって、驚くほどの効果を上げることができます。

もちろん、何ら関係のない企業が、こうした作り方をすれば批判を受ける可能性も否定はできません。ですが、これからの社会環境を考えた場合には、デメリットになることは、どんな企業であっても限りなく少ないといえます。話題のきっかけなりやすい部分でもあり、ここから自分たちの考えや想いを知ってもらうチャンスにもなるでしょう。いろいろと話題に広がりを見せることにもなります。バリアフリーと考えると、大げさに考える人もいますが、もうそんな時代ではありません。だれでも情報を伝え知ってもらうということが大切な時代だからです。

低コストだからこそできるということ

名刺の加工ということは、低コストできるようになってきたのも、点字の加工に大きなきっかけを生んだのも確かです。これまで、名刺を作るということは、大きなコストを必要としてきました。それが、低価格で作れるようになり、加工もできるようになってきたため、こうした使い方にも広がってきたといえます。もともと、大きなコストを使ってしまえば、費用対効果を考えると無理がありました。それがバリアフリーであるといったとしても、大きな費用の投入は簡単なことではないのは間違いないからです。

現在のコストであれば、十分に検討できるようになりました。特別バリアフリーということを意識しないでも、作っていくことができるでしょう。実際に、多くの名刺を印刷できる企業がありますが、どこでもこうした加工ができるというわけではありません。残念なことながらできるところは、ある程度限られてきてしまいます。それでも、インターネットを活用している印刷会社などでは、こうしたサービスを多く展開してきています。

安価な価格で作ることができるうえ、素早く受け取ることができるのも大きいでしょう。これまでは、原稿を作り、入稿したりするだけでも時間がかかりましたが、もっとスピーディーにできるようになっています。パソコンさえあれば、どこからでも発注できるところもメリットになるでしょう。これだけハイスピードかつ低価格で点字加工ができるようになったのですから、たとえ自社製品にかかわりがなくとも、知ってもらうために点字加工をすることを考えることができるはずです。なかには小ロットでも対応してくれるところがありますので、まずはこれからの社会環境に対応できるようにスタートを切ってみるといいでしょう。

ライオン印刷
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ライオン印刷スタッフ
印刷業界10年以上の大ベテラン。お客様にご入稿いただいたデータのチェックや校正をはじめ、ONdesign(オンデザ)のデザインテンプレートを作成したり、X(@Lion_meishi)の中の人だったりとマルチなスタッフです。