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名刺に顔写真を入れるメリットと、初心者でも失敗しないデザインのコツ

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投稿日: 2020年6月13日
更新日: 2025年9月16日
名刺に顔写真を入れるメリットと、初心者でも失敗しないデザインのコツ

名刺に顔写真を入れるって、どうなんだろう?「ちょっと恥ずかしいな」「どんな写真がいいのかな」と迷う方もいるかもしれませんね。

でも、実は顔写真入りの名刺には、相手にあなたのことを覚えてもらいやすくしたり、親しみを感じてもらえたりする、たくさんの良い点があるんです。

この記事では、名刺に顔写真を入れるメリットから、初心者さんがうっかりやりがちな失敗、そしてそれを避けて素敵な名刺を作るためのとっておきのコツまで、やさしく解説します。これで、あなたの個性を最大限に活かせる名刺が作れるはずです。

目次

名刺に顔写真を入れるとどうなる?

名刺に顔写真が入っていると、受け取った相手はどんな印象を持つのでしょうか?

顔写真入り名刺は、すぐに誰かわかる安心感がある

たくさんの名刺を受け取ったとき、「あれ?この人、誰だったっけ?」と後で分からなくなること、ありませんか?そんな時、顔写真入りの名刺なら、パッと見たときに「この人だ!」とすぐに思い出してもらえます

相手にとっては、名刺の情報と顔が一致するので、安心感が生まれます。特に、名刺交換の機会が多い方や、短い時間での出会いが多い場面では、顔写真が強い味方になってくれるでしょう。

顔写真入り名刺は、初対面でも親しみやすさを演出できる

写真で笑顔のあなたが写っていたら、どうでしょう?初めて会う相手でも、名刺を見ただけで「なんだか優しそうな人だな」「話しやすそうだな」という親しみやすさを感じてもらいやすくなります。

特に、営業職の方や、お客様と直接関わるお仕事の方にとっては、顔写真入りの名刺は、お客様との心の距離を縮めるきっかけにもなってくれるはずです。

顔写真入り名刺は、信頼や印象の定着を後押しする効果がある

人は、文字情報だけでなく、視覚からの情報で相手を認識し、記憶するものです。名刺に顔写真があることで、あなたの情報がより具体的に相手の記憶に残りやすくなります。

「あの名刺の、笑顔の人だ!」と覚えてもらうことで、あなたの信頼性や人柄が相手に強く印象づけられ、記憶の定着を後押しする効果が期待できます。名刺が、あなたのことを「忘れられない人」にしてくれるでしょう。

名刺に顔写真を入れるメリットと注意点

顔写真入りの名刺には良い点がたくさんありますが、使う上で気をつけたいこともあります。

名刺に顔写真を入れるメリットとは?

顔写真入り名刺には、大きく2つのメリットがあります。

  • 「覚えてもらいやすい」効果
    上で述べたように、人の顔は記憶に残りやすいものです。顔写真があることで、名刺を受け取った相手が、あなたの名前や会社名と顔をセットで覚えてくれやすくなります。後から名刺を見返した時に「あ、あの時の〇〇さんだ」とすぐに思い出してもらえるでしょう。
  • 「安心させる」効果
    特にオンラインでのやり取りが増えた今、実際に会う前に顔が分かると、相手は安心感を抱きやすくなります。「どんな人が対応してくれるんだろう?」という漠然とした不安を解消し、親近感を持ってもらうきっかけになります。

名刺に顔写真を入れるときの注意点は?

良いことばかりの顔写真入り名刺ですが、いくつか注意すべき点もあります。

  • 画像の質
    ぼやけた写真や暗い写真では、せっかくの顔写真も逆効果になってしまいます。ピントが合っていて、明るく鮮明な写真を選びましょう。
  • サイズ
    名刺という小さなスペースに写真を配置するため、あまり小さすぎると顔が判別しにくくなります。かといって大きすぎると、他の情報が見えにくくなってしまいます。適切なサイズ感を見つけることが大切です。
  • 雰囲気
    あなたの仕事や、相手に伝えたい印象に合わない写真を使うと、ミスマッチになってしまいます。例えば、カジュアルすぎる写真や、ビジネスシーンにそぐわない表情の写真は避けましょう。

名刺に顔写真を入れるときの撮影・選び方のコツ

名刺に使う顔写真は、どんなものを選べば良いのでしょうか?少しの工夫で、名刺の印象がぐっと良くなる写真の選び方・撮り方をご紹介します。

名刺用の顔写真は、背景・表情・服装を意識して撮影する

名刺に使う写真は、ただ写っていればいいというものではありません。以下の点を意識して撮影すると、より魅力的な写真になります。

  • 背景
    シンプルで、清潔感のある背景を選びましょう。ごちゃごちゃした背景や、派手な色は、あなたの印象を邪魔してしまいます。白や薄いグレーの壁、ぼかした自然の風景などがおすすめです。
  • 表情
    自然な笑顔が一番です!親しみやすさを感じさせ、良い印象を与えます。ただし、ビジネスシーンで使う場合は、はしゃぎすぎず、誠実さも感じられる表情を心がけましょう。
  • 服装
    あなたの仕事に合った、清潔感のある服装を選びましょう。ビジネスシーンならスーツやジャケット、カジュアルな職種なら清潔感のある普段着など、TPOに合わせて選びます。

名刺の顔写真は、解像度とレイアウトバランスに配慮する

写真を選ぶ際は、画質(解像度)と、名刺に入れた時のバランスも大切です。

  • 解像度
    印刷する写真は、十分な解像度があるものを選びましょう。スマートフォンのカメラで撮った写真でも、最近は高画質ですが、名刺に拡大して使う際に粗くならないか、念のため確認しておきましょう。印刷には、最低でも「300dpi(ドット・パー・インチ)」程度はほしいところです。
  • レイアウトバランス
    名刺に写真を配置する際、写真だけが浮いて見えたり、他の文字情報が読みにくくなったりしないよう、全体のバランスを考えましょう。写真のサイズや配置場所を調整することで、名刺全体がすっきりとまとまります。

名刺の顔写真は、自然な姿勢で親しみやすさ重視にする

かしこまりすぎた証明写真のような写真よりも、自然な姿勢で、親しみやすさを感じさせる写真がおすすめです。

真正面を向いた堅い表情よりも、少し斜めに顔を向けていたり、優しい笑顔を見せていたりする方が、相手に話しかけやすい印象を与えられます。ただし、過度なポーズやふざけた表情は、ビジネスシーンでは避けるべきです。あくまで「自然な中にもプロ意識が感じられる」写真を選びましょう。

名刺に顔写真を入れるときのデザインバランス

顔写真入りの名刺は、写真の選び方だけでなく、他の要素とのデザインバランスもとても大切です。

顔写真入り名刺では、写真と文字の配置バランスが重要

名刺の中で、顔写真と名前・連絡先といった文字情報は、どちらも重要な要素です。この写真と文字の配置バランスが悪いと、名刺全体がごちゃごちゃして見えたり、肝心な情報が目立たなくなったりします。

例えば、写真を名刺の片隅に小さく配置し、他の情報は中心にまとめる。または、名刺の片側に写真を大きく、もう片側に文字情報をすっきりと配置するなど、メリハリをつけることで、見やすくバランスの取れた名刺になります。

顔写真入り名刺では、背景・余白との調和で全体の見やすさを保つ

写真だけでなく、名刺全体の背景色や余白(何も書いていないスペース)も、デザインの重要な要素です。これらが写真と調和していることで、名刺全体の見やすさが保たれます。

  • 背景
    写真の背景と名刺の背景色がケンカしないように気をつけましょう。シンプルな背景を選ぶことで、写真も文字も引き立ちます。
  • 余白
    顔写真の周りや、写真と文字情報の間には、適度な余白を作りましょう。余白があることで、情報が読みやすくなり、名刺全体にゆとりと洗練された印象が生まれます。

顔写真入り名刺では、色味やフォントの統一で“らしさ”を演出する

名刺全体の色味やフォント(文字の形)に統一感を持たせることで、あなたらしい“らしさ”を演出できます。

例えば、写真の色合いと、名刺全体のテーマカラーを合わせたり、写真の雰囲気に合うフォントを選んだりすることで、名刺全体にまとまりが生まれ、あなたの個性やブランドイメージがより強く伝わります。

名刺に顔写真を入れるときにありがちな失敗と改善法

顔写真入りの名刺で、うっかりやってしまいがちな失敗と、その改善方法を知っておきましょう。

顔写真入り名刺で写真が暗すぎて顔が見えにくい → 明るさを調整

「せっかく顔写真を入れたのに、印刷してみたらなんだか暗くて顔がよく見えない…」これはよくある失敗です。特に自宅のプリンターで印刷する場合や、写真の解像度が低い場合に起こりやすいです。

  • 改善法
    写真編集ソフトやアプリで、写真の明るさやコントラストを調整しましょう。顔がはっきりと見えるように、少し明るめに補正するのがおすすめです。

顔写真入り名刺で写真が切れてしまって不自然に見える → 少し余白を入れる

名刺のフチギリギリに写真を配置した結果、印刷されたら顔の一部が切れてしまっていた…なんてことにならないように注意が必要です。

  • 改善法
    名刺の仕上がり線の内側に、写真のフチから3mm〜5mm程度の「余白」を入れるようにしましょう。こうすることで、印刷時に多少のズレがあっても、写真が不自然に切れるのを防げます。

顔写真入り名刺で写真の雰囲気が浮いてしまう → トーンを合わせる

名刺全体のデザインはシンプルなのに、写真だけがすごく派手だったり、逆に写真がビジネスライクなのに、名刺のデザインが可愛すぎたりと、写真と名刺全体の雰囲気が合わないと、ちぐはぐな印象になってしまいます。

  • 改善法
    名刺全体のデザインコンセプトと、写真のトーン(明るさ、色合い、雰囲気)を合わせるようにしましょう。例えば、名刺全体がモノクロ基調なら、写真もモノクロ加工にする、背景色を合わせるなど、統一感を意識すると良いでしょう。

名刺に顔写真を入れるときに初心者でも安心できる相談先

「ここまで読んでも、やっぱり顔写真入りの名刺を作るのは不安だな…」そう思う方もいるかもしれませんね。大丈夫です!そんな時のために、安心して名刺を作るための相談先をご紹介します。

顔写真入り名刺は、印刷会社の顔写真サンプルや事例を参考にすると安心

多くの名刺印刷会社のウェブサイトには、顔写真入りの名刺サンプルや、実際に作成された事例が掲載されています。

これらを参考にすれば、「どんな雰囲気の写真が一般的なのか」「どんなレイアウトがあるのか」といった具体的なイメージを掴むことができます。自分の職種に近い事例を探してみるのも良いでしょう。顔写真入り名刺は、撮影やレタッチのプロに一度相談するのも◎

ライオン印刷では用紙サンプルに画像を印刷したものを用意しており実物で確認していただけます。ぜひサンプル請求をご利用ください。

顔写真入り名刺は、撮影やレタッチのプロに一度相談するのも◎

もし、手持ちの写真で良いものがなかったり、どう撮ればいいか分からなかったりする場合は、写真スタジオなどで名刺用の撮影を依頼するのも一つの手です。プロのカメラマンは、あなたの印象を最大限に引き出すための表情やポーズ、ライティングなどをアドバイスしてくれます。

また、既存の写真の「レタッチ(色味や明るさの調整、肌の補正など)」だけをプロに依頼することも可能です。少し費用はかかりますが、名刺の「顔」となる写真だからこそ、プロの力を借りて高品質なものを用意する価値は十分にあります。

まとめ|名刺に顔写真を入れるなら「印象と見やすさ」の両立が大切

名刺に顔写真を入れるメリットと、初心者さんが失敗しないためのコツについてお伝えしました。

顔写真入りの名刺は、あなたのことを相手に「覚えやすく」し、「親しみやすさ」を与えるための大きな鍵となります。

そのためには、写真の質はもちろん、写真と文字、そして名刺全体の余白とのバランスを考えることがとても大切です。

今回ご紹介したポイントを押さえれば、初心者さんでも、きっと相手に強く記憶され、良い印象を与えるあなたらしい名刺が作れるはずです。

ライオン印刷
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ライオン印刷スタッフ
印刷業界10年以上の大ベテラン。お客様にご入稿いただいたデータのチェックや校正をはじめ、ONdesign(オンデザ)のデザインテンプレートを作成したり、X(@Lion_meishi)の中の人だったりとマルチなスタッフです。