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横長の名刺が多く使われている理由

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横長の名刺が多く使われている理由

ビジネスマンには欠かせない名刺。“縦長”、“横長”との2タイプがありますが、現在は横長の名刺が多く、その割合は9割を超えるといわれています。それほどまでに横長の名刺が使用される理由とは、一体どのようなものなのでしょうか。ここでは、“横長タイプのものが使われる理由”や“横長タイプのものを利用するメリット”についてご紹介します。

今の名刺は横長が主流!

今でこそ横長の名刺が多く使用されていますが、以前は縦長かつ縦書きの名刺が主流でした。その理由としては、元々日本語の書き方が“縦書き”であったことが挙げられます。昔から日本人はこの書き方に慣れていたことから、名刺を使うようになったときも自然と縦長、縦書きの印刷だったのです。では、なぜ横書きのタイプが主流になったのでしょうか。

日本の企業が横長の名刺を採用することが多くなった理由として、会社で使用する文書に横書きのものが増えてきたという点が挙げられます。それまで縦書きで書かれていた文章がパソコンの普及に合わせて横書きへと変わり、社内で使用する資料はもちろんのこと、社外で使用する文書も横書きのものが増えています。これにより、名刺も多くの方が読み慣れている横書きの形になったと考えられます。

横長の名刺のメリットって?

横書きの文字を見かける機会が多くなったとはいえ、使いづらさを感じる場合は別のタイプに変えるはず。ですが、横長の名刺の普及率はどんどん上がっています。では、横長・横書きのタイプにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

1.アルファベット表記が見やすい

現在はインターネットが普及しているため、企業が自社のホームページを作成したり、SNSを使ってサービスを紹介したりすることも多くなってきました。そのような宣伝は名刺でも行われるようになり、ホームページやSNSのURLを載せることも増えてきています。そのため、名刺も一行で収められる横長の名刺が使用されるようになったのです。上記のようなURLは文字列が長いと同時に表記がアルファベットなので、縦長にしてしまうと読みにくくなります。また、その分だけ余白が少なくなる場合もあり、ごちゃごちゃに見えてしまうためすっきりとまとまった印象に見せられる横長のタイプが多く使用されているのです。

2.情報の記載順自由度が高い

横長のタイプには、情報の配置が自由であるというメリットがあります。縦長のタイプにしてしまうと幅が少ないため記載することができる情報が限られてしまいます。その点、横長のタイプなら余白が取りやすくなるため、名前や会社名など以外にも情報を記載することができます。これにより、相手に興味を持ってもらうことができ、ほかの会社と一歩差をつけることができます。

3.レイアウトの幅が広がる

縦長のタイプの場合、情報の載せ方がワンパターンになりがちであり、変えられるレイアウトも名刺の柄や文字の太さなどに限られてしまいます。しかし、横長の名刺なら情報を左右に分けてレイアウトしたり、上下に分けてレイアウトしたりと配置の仕方を変えることができます。これによりデザインの幅も増えるので、一味違う個性を出した名刺にすることができます。

使い分けることも大切

横長・横書きのタイプが主流ではありますが、縦長のタイプが使われていないというわけではありません。例えば古くから続く老舗の企業や和のものを取り扱っている企業などでは、日本らしさをアピールした縦長・縦書きのデザインのものが使われていることもあります。

名刺は、渡すその人の“顔”ともいわれるほど大切なもの。だからこそ、企業のイメージを伝えられるものが必要なのです。状況に合わせて“縦長”、”横長“の名刺を使い分けることが大切です。

ライオン印刷
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ライオン印刷スタッフ
印刷業界10年以上の大ベテラン。お客様にご入稿いただいたデータのチェックや校正をはじめ、ONdesign(オンデザ)のデザインテンプレートを作成したり、X(@Lion_meishi)の中の人だったりとマルチなスタッフです。